我が家の長男は1歳6ヶ月のとき、RSウイルスで入院しました。
RSウイルスは、まだインフルエンザほどに知られていませんが、低年齢、低月齢の子供ほど重症化しやすい厄介な病気です。
入院経験をして、RSウイルスについて痛いほど学んだことを全部公開しますので、ぜひ参考にしていただいて、重症化を防ぐ対策をしてあげてください!
RSウイルスで子供が入院して学んだ4つのこと
長男がRSウイルスで入院したときは、気管支炎、クループ症候群、中耳炎の合併が起きていて、母子ともにさんざんな目に遭いました(-_-;)
(長男がRSウイルスに感染したときの体験談はこちら)
RSウイルス体験談その1風邪だと思ったら咳がひどくなり入院を宣告される
RSウイルスと気管支炎で入院~クループと中耳炎も合併【長男の体験談その2】
RSウイルス入院体験談その3~初日は検査と処置でクタクタに
RSウイルスで入院した話・・期間はいつまで?回復までの経過は?【長男の体験談その4
一方で、次男は同じ年齢のときにRSウイルスに感染しましたが、入院とならずに軽度で済んでいます。
(そのときの体験談はこちらです。)
RSウイルスの治療で次男が重症化しなかったのはなぜ?対策のまとめ
子供がRSウイルスになり、そして入院治療となって、実感したことが4つありました。
その4つの点とは?
① 子供の咳の症状は悪化が早い
② RSウイルスに感染した一番初めが一番重症化しやすい
③ 対処療法なので、すぐに快方に向かうわけではなく、親としても不安や焦りが起こりやすい
④ 看病する母の消耗が激しい
これらを順番にお伝えしていこうと思います。
赤ちゃんや小さいお子さんがRSウイルスに感染してしまった、などでご心配されている方はぜひお読みください!
RSウイルスでの注意点はこれ!
①子供の咳の症状は悪化が早い
最初、「咳だけがなんだかいつもよりひどい感じだけど、熱が出てるわけじゃないし、他のひどい症状があるわけじゃないし、どうせ風邪だろうから・・」くらいに思っていました。
よく、育児したては子供が高熱を出すと、ビックリして何事かとオロオロしてしまいがちです。
けれども、熱よりも咳の症状の方が、よっぽど気をつけないといけません。咳は病状を悪化させやすく厄介です。
子供は咳が続くと、気管支炎や肺炎を合併しやすいです。また、体力も消耗しやすく、体が弱ると、悪化が早くなります。
咳がちょっと続くな・・と、思った時点で受診する!くらいの気持ちが大事です。
(特に我が家は皆、気管支が弱いので、この点は徹底しています)
②RSウイルスに感染した一番初めが一番重症化しやすい
RSウイルスは免疫がつきにくく、何度も感染します。
しかし、それでも年齢が上がり、2回目、3回目の感染になると、だんだんと抵抗する力もついてくるとも言われています。
やはり怖いのは、低月齢での感染、一番初めの感染です。
免疫がついていない、抵抗力が弱い、というのが一番の要因ですが、
母親が、育児にまだ慣れていないため、感染症やRSウイルスに対する知識や経験があまりない、という要因もあります。
私の経験談や、他のRSの記事が少しでも参考になればいいなあと思って書いています。
③対処療法なので、すぐに快方に向かうわけではないので、親も不安や焦りが起こりやすい
息子が入院したときは、4日目までは、機嫌も悪く、私が1日ほとんど抱っこをしたり、添い寝していないといけませんでした。
それまで、ずーっと悪い状態が続いていて、3日目、4日目に、ああ、やっと少し回復に向かってきたかな・・でもまだまだしんどそうだ・・と思っていたら、
5日目に突然、良くなった、という回復経過でした。
インフルエンザのタミフルみたいに、特効薬を飲んだら、みるみるよくなる・・という経過ではありません。
特に「RSウイルスの治療は対処療法なので、医療は補助的な処置となり、本人の自然治癒力で治すのが基本」という知識がないと、
・良くなったり、悪くなったりする
・しんどそうな状態が続く
このような状態となるため、母としては、とても不安に思ったり、焦りがでます。
病気に対する知識があることって大事だよなあ、と痛感した経験です。
④看病する母の消耗が激しい
RSウイルスに感染している間、咳や呼吸のしにくさ、睡眠がとりづらい、などがあり、子供は大変しんどいです。すると、そのしんどさを泣いて表したり、機嫌が悪くなったり、母親にあたってぶつけることで表現します。
寝られるといいんですけどね(^^;) 咳がつらくて寝られないので余計機嫌が悪くなります。
そのため、母の体力と気力の消耗が半端ないです。
入院していて、至れりつくせりの環境だったはずですが、私はぐったりでした(>_<)
また、子供と濃厚接触していますので、母も感染することはほぼ必須と言ってもよいです。
私も気管支が弱いため、途中から母子で咳が止まらず、しんどい思いをしました。
(子供が寝ているときに、夫に看てもらって、私は呼吸器科に通ったりしていました(-_-;))
加湿器の持ち込みはOKをいただいたので、加湿をしたり、ビタミンを摂ったりという対処をしていました。
RSウイルスで看病するときのポイント
④であげたこととつながるのですが・・。
RSウイルスは大人にもうつります。
「大人の場合は、鼻風邪程度ですむことが多い」と言われるのですが、子供がRSウイルス感染中は、看病疲れで体力が落ちていることもあるため、RSウイルスに感染すると結構やっかいです。熱が続いたり、咳が続いたりと、しつこく症状が出たりして、親もしんどいです。
どうしても親自身のことは後回しに考えがちなのですが、自身の感染予防や、感染したときの対策にも注意してください。
手洗いうがい、水分をこまめにとって、のどをうるおす、栄養をしっかりとり、寝られるときは子供と一緒に寝る、などの対策をしてください。
まとめ
RSウイルスは、特効薬がなく、対処療法しかないという点で怖い病気ですが、
症状の変化と受診のタイミングを知っていて、
対処法を知っているだけでも、
かなりの割合で、悪化を防ぐことができるんじゃないかなと思います。
当サイトが少しでもお役に立てると嬉しいです(*^_^*)
お時間があれば、こんな記事もありますので参考にしてみてください。
RSウイルスに乳児が感染したら?症状や特徴、治療で親として知っておいてほしいこと
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