女の子におすすめの遊びと言えば、お人形を使ったお世話遊びです。
そこで、「お世話人形」として、売られているものがいいのか?
また、人の形をしているものがいいのか?ぬいぐるみでもいいの?
とか、その辺りを発達心理学の知識をふまえながら、書いていきたいと思います。
お世話人形は必要?どんな種類を選んだらよいか迷う!
そもそも、お人形遊びって必要なの?
まずですが、知育的な点からも、発達面からの点からも、「お人形遊び」はおすすめの遊びです。
この記事に、詳しく書いているのですが、
(参考記事:クリスマスプレゼントを子供へ・・女の子2歳3歳4歳のおすすめ!喜んでくれて知育になるおもちゃは?)
結論としては、お人形遊びは、
・知育だけでなく、子供の感情発達によい。そこから他者への思いやりを育む効果もあり、よい
ということです(ざっくりしててすみません(^^;)もっと詳しく書けよ!!という方は上記ページへどうぞ。詳しく書いています(笑))。
そして、次に、お人形遊びを選ぶときに、「「お世話人形」という人形が必要なのか?」という点が気になるかと思います。
「お世話人形」とは、子供がお世話をしたり、ままごとや着せ替えができることを想定して作られた玩具のことです。
人間の子供だけでなく、動物の姿のぬいぐるみタイプのお世話人形もあります。
・お人形でなく、ぬいぐるみでもいいの?
・「お世話お人形」とうたわれているもの(例:ぽぽちゃんとかメルちゃんとか)の方が知育や教育的にいい効果があるのか?
この辺りのことについて、書いていきたいと思います(*^O^*)
結論は?
結論として、
① 子供の好みによる(愛着を持ってくれればOK)
② ぬいぐるみなら、見立て遊びしやすいデザイン、遊びに広がりが出やすいデザインのものがおすすめ
③ 「お世話人形」がいいかどうかについて、商品による知育的な効果はそれほど気にしなくてOK。それよりも、親側の関連グッズの揃えやすさ、グッズを探す労力、予算などで決めるのがいい。
④ 年代により、多少おすすめが異なる
重要度は、①→②→③→④になります。
解説です。
まず、子供の好みは大事です。
①についてです。
これは解説不要でしょうけど、一応(^_^;)
お人形遊びをする頃(1歳半~2歳)には、自我も発達してきて、子供自身の好みも強く出てきますので、親がいくら「このお人形は知育や発達におすすめのもの!!」と自信を持って選んでも、子供が好きにならなければ見向きもされません。
手に取ったり、遊んでくれなければ、知育も何もありませんし(笑)。
ネット画像やカタログをちらっと見せたり、おもちゃ屋さんに下見に行ったりして、「どういうのがいいかな~?」と軽く聞いてみて、反応を見ておくといいと思います。
(軽く書いていますが、ここが最重要です!!)
・ぬいぐるみ系がいいか?
・お人形系なら、どの種類がいいか?
など、お子さんの反応を観察してみてください。
お世話人形はぬいぐるみでも大丈夫?
② について。
「お世話お人形として専門に売られているものがいいのか(ぽぽちゃんなど)」
「そうでない、普通のお人形でもいいのか?」
「ぬいぐるみでもいいのか?」
という問題についてですが、
ここのポイントとしては、
・お世話遊び、ごっこ遊びしやすいデザインであれば、普通のお人形、ぬいぐるみでもOK
となります。
具体例でみましょう。
超有名な(?)ベネッセの「こどもちゃれんじ」のしまちゃんですが、
この子は、動物でぬいぐるみタイプになるかなと思うのですが、お洋服を着ていたり、手足の配置が人に近いデザインになっています。
このように、座らせて、ごはんを食べさせてあげる、という遊びがしやすいです。
また、しまじろうではないですが、妹のはなちゃんだと、着せ替えお洋服が売られていて、着せ替え遊びもできるようになっています。
このように、しまじろう(あるいははなちゃん)は、動物でぬいぐるみタイプなのですが、
・おままごとグッズやお医者さんグッズなどを違和感なく使える、遊びのカスタマイズがしやすい
こういうデザインなので、おすすめできるぬいぐるみといえます。
ロングセラーのテディベアとかでもいいと思います。
着せ替えをしても違和感がなくかわいいですし、
座れるので、一緒にごはんを食べて遊んだり、向かい合って遊ぶというのに都合がいいです。
こういう座れるタイプのぬいぐるみはおすすめです。
これは手持ちのぬいぐるみなのですが、
この子だと、服を着せるとちょっと違和感があるかもしれませんし、座れないのでご飯も食べにくそうです。
この子に至っては、もう人形とかぬいぐるみちゃうやん!!って突っ込まれそうですが(笑)、
プテラノドンです(^^;)
お世話遊びとしては、おすすめしづらいデザインの例です。
おうちでごはんを食べたり、ミルクを飲んだりとかイメージしづらいですよね(笑)
ただ、これらは、あくまでおもちゃを長く遊んでもらえる上で一般的なおすすめの傾向として書いています。
お子さんの中には、
「プテラノドンちゃんが大好き!!一生懸命お世話するから!!」
っていって、ミルクを飲ませたり、お布団をかけたりする子もいますよ。
というか、ウチの娘がそうでした(爆)
それはそれで、全然OKです。(笑)
お子さんの好みを優先させてあげてくださいね。
お世話人形はメルちゃん、ぽぽちゃんのような、お世話専用に作られたお人形の方がいい?
③ について。
「お世話お人形」専門のおもちゃ(例:ぽぽちゃん、メルちゃん)がいいのか?
こたえ:カスタマイズしやすいデザイン、そしてカスタマイズの労力が苦にならないのであれば、普通のお人形、ぬいぐるみでもOKです。
子供がどのお人形を好むか、という点と、
親の労力、という点で考えてください。
まず、知育効果については、どんな種類を選ぶかでなく、お子さんがどの程度能動的(自主的)に楽しんで遊ぶかに比例します。
なので、「専用のものでなければ!」と思う必要はなくって、次の親側の要因を考えるとよいです。
親の労力についてですが、
「お世話お人形」として売られているお人形(メルちゃん、ぽぽちゃんが代表的なおもちゃなので、以下メルぽぽ系人形と呼びます)の方が、グッズのカスタマイズがしやすい、というメリットがあります。
お洋服、おうち、お医者さんセットなど、メルぽぽ系人形だと、遊びを広げてくれる関連のおもちゃがすぐ手に入ります。
お人形遊びの真骨頂は、「カスタマイズして、どんどん遊びを広げていく」ことですので、親側の「カスタマイズへの労力をどれだけ割けるか」を考えておくことは重要です!!
・娘がほしがったら、すぐに買い足せるグッズがある方が便利
という場合は、メルぽぽ系人形がよいです。
逆に予算の問題があるなど、
・手元にあるおもちゃですませたい。
・お世話グッズは、手作りや代用品で安く済ませたい
というような場合は、あえてメルぽぽ系人形を避ける(あるいは関連グッズは買わないとか)
というのもアリかなと。
ただ、最終的にはお子さんの好みで、
・ぽぽちゃんの顔が怖い(ぽぽちゃんごめんね(笑))から人形はイヤ!とか、
・逆に、どうしても、メルちゃんがいいっ!!
などの場合もありますので、
最後はそのバランスになりますよね(^^;)
ぬいぐるみがいいか、お人形がいいか、どちらがいいか
④については、年齢により、多少おすすめがことなります。
ざっくり言うと、年齢が低いとぬいぐるみの方が愛着を持ちやすく、
年齢が高くなると、お人形タイプの方が遊びやすい傾向があります。
もちろん、これもお子さんの好みや個人差もありますが、子供の好みが分からなくて親が悩む場合は、この傾向をおさえておくと良いかなと思います。
次のページでは、年代別におすすめのお世話人形のタイプを解説しますので、こちらでも説明していきますね。
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