正装でお越し下さいと言われたときにどんな服装をしていけばいいか分かりますか?
まずは確認しておくことについて説明した上で、
どんな服装をすればいいのか分かりやすく説明していますので、「正装」というのがよく分からない方はぜひご覧ください(*^_^*)
正装で女性の服装とは?その種類は?
いざ「正装で」と言われたとき、どんな服を着ていったらいいか迷いますよね(^_^;)
まずは、正装やフォーマルな服装の言葉の意味からおさえ、次に具体的な服装についてお伝えしてきます♪
正装とは?フォーマルの意味は?
儀式や冠婚葬祭のときなどの特別な行事の時に着る、あらたまった服装のことを指します。
フォーマルな服装とは?
特別な式のときに着る服装であるため、日常着とははっきりと違いがあります。
その違いというのは、正装(フォーマルな服装)にはきちんとした「服装の決まり」があり、その決まりを守った服装にする、というところにあります。
(日常着は、人に不快感を与えなければ基本は自分が着たい服を着ればOKですよね。まずここが大きな違いです)
このように、フォーマルな場面、冠婚葬祭などあらたまった場面では、そういう「服装の決まり」を守った服を着る、ということが大事です。
また、式の格に応じてどんな服を着るかの服装の決まりがありますので、それぞれの決まりに沿った服装にします。
(このような服装の決まりのことをドレスコードとも言います)
関連記事
各ドレスコードについて解説した記事をまとめています。
ドレスコードで女性なら服装は?その種類や違いは?正装とカジュアルどう違う?

正装(フォーマル)の種類とは?
このような正装または礼装(フォーマル)という服装は、「式の格」に応じて、3つに分けられることができます。
格式の高い服装の順に、
準礼装(セミフォーマル)
略礼装(インフォーマル)
となります。
これら3つの違いについては、後で詳しく説明していきますね。
正装でお越し下さいと言われたときに気をつけることは?
式にご招待されたときに、招待状などに「正装でお越し下さい(またはフォーマルな服装でお越し下さい)」と言われたときは、注意して下さい。
『正装(フォーマル)』という言葉は、
「正礼装」という意味(フォーマルな服装の中で一番正式であったり格の高い服装)と、
「フォーマルな服装全般」という意味(正礼装、準礼装、略礼装のどれか)の
両方で使われる場合があります。
(後者の、「フォーマルな服装全般」というのは、本当は「礼装」という言葉が正しいんですけどね(^_^;)。言葉の使い方的には、正装は「正礼装」のことなんですが、
実際には、「正装」と言って、「フォーマルな服装全般、礼装」を指して使われることが日常場面ではとっても多いです。)
ですので、どちらの意味で使われているか必ず確認してくださいね。
「正礼装(モストフォーマル)」と、「準礼装(セミフォーマル)」や「略礼装(インフォーマル)」では、かなり服装のイメージが違ってきますので、ここは大事なところです。
ただ、実際の日常場面で「正装で」と言われた場合、多くは後者の「フォーマルな服装全般」を指すことが多いです。
その場合、「正礼装」「準礼装」「略礼装」のどの服装がいいかは、招待された人が、式の格や会場、TPOなどから判断していかないといけません。
正装の種類で女性なら?
では、3つの正装(正礼装、準礼装、略礼装)の特徴についてです。
正礼装(モストフォーマル)の服装で女性なら?
最も格式の高い正装です。
結婚式の主催者、園遊会や受勲式など、
夜なら晩餐会やレセプションなどのときです。
昼と夜とではっきりした服装の違いがあり、
例えば、昼でしたら「アフタヌーンドレス」という服になります。
長袖
スカート丈がロングやミディ丈
洋服の生地は同色無地が基本
という特徴があります。
特別行事のときなどの皇室の方々の服装などがよいお手本です。
準礼装(セミフォーマル)の服装で女性なら?
正礼装(モストフォーマル)は、実際にはなかなか着る機会がない服装なのですが、
こちらの準礼装(セミフォーマル)は、着る機会が多い服装ですので、しっかりとおさえておくといいですよ。
結婚式や卒入学式などの多くの冠婚葬祭、記念式典や祝賀会などの様々な式に招待されたとき、この準礼装(セミフォーマル)の服装になることが多いです。
こちらも、昼と夜で服装の決まりが違ってきますが、
昼の服装の場合でしたら、「セミアフタヌーンドレス」という服装が基本です。
この「セミアフタヌーンドレス」の特徴は、
・袖アリが基本
・洋服の生地は同色無地が基本(控えめなレース使いなどはOK。決まりがある)
・スカート丈は膝丈(膝下丈がベター)
などがあります。
詳しくは別の記事で説明しています。
まず、どんな服装をすればいいか手っ取り早く知りたい!!と言う方はこちらの記事がおすすめで、
セミフォーマルの服装で女性だと?ワンピースは準礼装?スーツなら?

いい機会なので、じっくり知りたい・・という方は、こちらに「準礼装(セミフォーマル)」について知っておくと役立つ記事をまとめていますので、お好きなところから読んでみてもいいですよ。
セミフォーマルの女性の服装まとめ!昼夜の違いやコーデや小物何がいい?

略礼装(インフォーマル)の服装で女性なら?
準礼装(セミフォーマル)よりもくだけた服装で、結婚式の2次会や、身内でお祝いする七五三や、「平服で」と指定されている場合、多くはこの略礼装になることが多いです。
(ちなみに平服についての説明はこちらです)
平服の意味 女性なら?普段着との違いは?フォーマルやカジュアルとどう違う?

正礼装や準礼装では、同色無地の服が基本なのですが、この略礼装では、上下の素材が異なる服を使っても良く、また、一部にニットやカットソー使いをしても良かったりなど、コーデの幅が広がりますが、一方で、フォーマルらしい服装にすることも大事です。
詳しくはこちらで説明しています。
インフォーマルの服装で女性なら?セミフォーマルやカジュアルとの違いは?

インフォーマルの服装で女性なら?略礼装のワンピースやスーツとは?

フォーマルとカジュアルの違いは?
次に「フォーマルな服装」と「カジュアルな服装」ってどう違うのかについてです。
どこまでがフォーマルで、どこまでがカジュアルなのか?という線引き?についても迷うところですよね。
まずはフォーマルやカジュアルとは何か?から
先ほども説明しましたが、「フォーマルな服装」とは「冠婚葬祭など特別な行事のときに着るあらたまった服装」のことです。
日常着と区別されるために、上でお伝えしたような、さまざまな服装の決まりがあります。
ではカジュアルとは?
反対に、カジュアルの定義は、「格式ばらず、くつろいでいること」です。
そして、カジュアルな服やカジュアルウェアの特徴として、
・手入れがしやすい(自分でお洗濯できるなど)
・機能的で実用的
・着心地の良さや動きやすさが重視される
などがあります。
「着ていて心地よい、リラックスできる、動きやすい」というのが基本ですので、
そういうのをかなえるアイテムが、カジュアルアイテムであることが多いです。
代表的なものとしては、Tシャツ、ジーンズ、スニーカー です。
他にも、パーカー、スエット、タイツ、ニット、フリースなど、たくさんありますし、
天然素材でも、肌触りや着心地がいいコットン、リネン素材は代表的なカジュアル素材になります。
ここまで書いたような素材は、フォーマルな場面では着用を避けるべき、とされています。
で、「どこからがフォーマル?どこからがカジュアル?」って迷うなあ・・というときは、
まずは、「フォーマルな服装の決まり」つまり、正礼装や準礼装、略礼装の服装の決まりをしっかりおさえておけば、まず失敗することはないです。
実際には、「正礼装(モストフォーマル)」の服装を求められることはまれで、
「準礼装(セミフォーマル)の服装の決まり」をしっかりおさえておけば、ほとんどのフォーマルなシーンでは対応できることが多いですので、
急ぎの方や時間のない方は、「準礼装(セミフォーマル)」の服装は何か?どんなものがあるか?をさっと理解しておくといいですよ。
正装で女性用スーツなら何がいい?
フォーマルな服装を求められた場合、スーツを着用する機会は多いです。
服のデザインがある程度決まっているので選びやすいし、きちんとした印象を与えますし、
あらゆる行事のときに着て行きやすいですので、重宝します。
基本は「アンサンブルスーツ」といって、同色無地のジャケット+ワンピースの組み合わせなんですが、
準礼装、略礼装になるに連れて、服装のバリエーションが広がります。
詳しくはこちらの記事で説明しています。(現在、作成中です)
女性の正装でスーツ以外なら何がある?
「きちんとした服装」「フォーマルな服装」といえば、「スーツ」のイメージも強いですが、
女性の礼装の場合、スーツ以外の服装ではワンピースがありますし、本来はワンピースの方がスーツより格上になります。
ドレスコードの格(正礼装、準礼装、略礼装)によって、ワンピースに使えるデザインや形などが変わってきますし、
準礼装や略礼装では、スーツ以外に着られる服のバリエーションも多くなってきます。
それについては、こちらが詳しいです。(現在、作成中です)
正装で女性の服装とは?カジュアルとの違いは?スーツやスーツ以外なら何がある?さいごに
繰り返しになりますが、「正装で」と来てほしいと言われた場合、
「正礼装(モストフォーマル)」の装いなのか、「フォーマルな服装で(正礼装~略礼装のどれか)」という意味合いなのか、しっかり確認しておいてくださいね。
その上で、正装(正しくは礼装)の種類をしっかり理解して、参列する式に合う服装を考えていくといいですよ(*^_^*)