片付けられないのは障害が原因?発達障害以外の精神疾患は?【片付けられないのは病気?パート3】

片付けられなくて悩む

「片付けられない」のが、原因となる病気としては、ADHD(注意欠陥多動性障害・注意欠如多動症)が有名になりつつあります。

しかし、それ以外の「心の病」や精神状態でも、「片付けられない」症状はあったりします
場合によっては、「片付けられない=ADHDだ」と本人や周囲が思い込むと、対応を誤って、大変な状況になることもあります!

前回は、ADHDのおさらいと、ADHD以外で「片付けられない」症状が起こる疾患を書きましたが、今回はその続きです。

自分や周りの誰かが「片付けられないのは病気なんだろうか?」と疑っておられる方は、この記事は、ぜひしっかりとお読み下さいm(_ _)m

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片付けられない原因で精神疾患から生じる場合、理解しておいてほしいポイントを分かりやすくまとめてみる。

前回までに書いたことの復習になりますが、とても大事なところなので、おさらいしますね。

(参考記事)
片付けられないのは病気?脳の問題やADHDか?病気以外の判断は?

病気によって、片付けられない症状が続く場合、下の2つのパターンがあります。

自分がどちらに入るのか、きちんと区別しましょう!

パターン1
・元々(物心ついたとき、小さい頃からずっと)片付けるのが苦手。「片付けられない」状態が子どものときからずっと続いているパターン2
・これまで、「片付けられない」で深刻に悩むことがなかったのだが、あるときから何故か片付けられなくなった

この2つのどちらかで、当てはまってくる病気が全く異なってきます。
そして

【パターン1の場合】

ADHDなど、生来持っている自分の脳のクセからくるのが原因です。

(詳しい記事はこちらです)
ADHDの特徴のまとめ・・症状や原因を理解しセルフチェックする重要性
この場合、専門家にきちんと判断、診断してもらった上で、自分の脳の働き方の特徴を理解し、その上で自分なりの工夫をしていくことが大事になります。

【パターン2の場合】

元々、脳などに問題はなかったのに、あるときから後天的に精神疾患を発症した場合があてはまります。

この場合は、とにかく、
その元となる精神疾患の治療をしっかり行う!! につきます。

まずは元となる病気の治療を行い、精神状態の回復ができれば、「片付けするために必要な様々な力」も自然と戻ってきます

そのために、こちらの疑いがある場合も、きちんと専門家の診断を受け、元となる病気の治療を優先して行うことが大事です。

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片付けられないのは発達障害以外の病気でも起こる!統合失調症や認知症以外でどんな疾患がある?

前回の記事では、

「片付けられない」症状が、パターン1(元々片付けられなかった)で起こる原因として、発達障害のADHDの説明をしました。

また、「片付けられない」症状が、パターン2(あるときから、片付けることができなくなった)で起こる原因で、特に見逃してはいけない疾患として、統合失調症と、認知症をあげました。

片付けられない病気はADHDが原因?他の障害との違いは?~注意欠陥多動性障害以外にも「整理整頓」ができない原因となる心の病があるので知っておこう~【片付けられないのは病気?パート2】

今回は、パターン2の続きです。
片付けられない症状は、統合失調症や認知症以外にも、こんな病気が原因で起こります。

強迫スペクトラム症(強迫性障害)が原因の場合

強迫スペクトラム症(強迫性障害)とは?

強迫スペクトラム症は、「強迫観念」と「強迫行為」が2大症状です。(脅迫ではなく、「強迫」ですよ(^^;)。たまに間違える人おられるので・・)

自分でもつまらないことだとわかっていても、そのことが頭から離れない(強迫観念)、

わかっていながら何度も同じ確認をくりかえしてしまう(強迫行為)ことで、日常生活にも影響が出てくる疾患です。

例としては、「手がばい菌にまみれている」という考えやイメージが頭から離れない(強迫観念)、

そのため、手が不潔に思えて仕方なく過剰に手を洗う(強迫行為)、

または、家のカギを閉めたのに、不安になり、自宅まで戻り何度も確認を繰り返すといった確認行為などもあります。

なぜ「片付けられない」症状が出るのか?

強迫スペクトラム症には、不安で「ゴミが捨てられない」という症状として現れる場合があります。

ゴミの中に、将来必要になるものがあるのではないか?

本当に捨ててしまって大丈夫か?という不安にとらわれ、ゴミが捨てられなくなります。

こういった「捨てられない不安」によって片付けができなくなります。

ままりいの余談

この強迫スペクトラム症ですが、「OCD(強迫スペクトラム症の略)のベースに発達障害があった」とか、「2次障害がある」などの治療が難しくなるケースでない限り、かなり心理療法が効果があります。

悩んでないで、早いこと治療を受けに行って下さい!と思います(^^;)

(逆に、治療開始が遅くなると、難しくなってきますので・・早いこと対策しましょう)

そのときのポイントは、強迫スペクトラム症に治療効果(エビデンス)があるのは、「認知行動療法」ですので、認知行動療法の専門家に相談してくださいね。

精神科や診療内科であれば、連携している心理士がいるかどうかの確認や、心理士を紹介してもらえるとよいですので、先生に相談されてください。

うつ病が原因の場合

うつ病とは

うつ病とは、抑うつ気分に加え、食欲、性欲、意欲などが低下する精神疾患です。

また不眠なども伴い、頭痛などの自覚症状を伴うこともあります。

なぜ「片づけられない」に?

うつ病の症状の特徴は、意欲や気力が大きく低下します。

症状の程度にもよりますが、重くなると何事もやる気がなくなり、仕事もできなくなります。

このような中、日常生活の中の入浴や歯磨きすらできなくなることもあります。当然、それよりはるかに手間暇のかかる片付けなどをやることは難しくなります。

ままりいの余談

このうつ病ですが、症状が重いとき(うつ状態があり、活動性が落ちているとき)は、家事や片付けを無理強いしてはいけません。

休養に専念することが大事です。

しかし、症状が軽快してきたとき、徐々に活動性をあげていくことも大事ですので、

そのときは、少しずつ家事や片付けなどに取り組んでいくとよいです。

この取り組むタイミングやペースの見極めが大事ですので、

主治医の先生や、心理士、周りの方々など、客観的に自分の姿を見てもらえる人とよく相談しながら決めていくようにしましょう。

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