子供にジュースや果汁っていつからどのくらいあげるといいんでしょうか?
ママ友がお子さんにジュースをあげているのを見ていたり、ベビーコーナーにもたくさん商品を売っているし、あげてもよいものなのか、あげすぎるとよくないのか・・
どのくらいならあげすぎになってしまうのか・・?
このような疑問にお答えし、
また、あげすぎる問題についても私の体験談もふまえて分かりやすくお伝えしていきますね(*^_^*)
子供にジュースはいつから飲ませてもいい?
まず、あとで詳しくお伝えしていきますが、ジュースっていうのは、嗜好品です。
ジュースがなくても、必要な栄養分は食事から摂れますので、飲ませないといけない、というものではありません。
これは、砂糖や果糖ブドウ糖入りのジュースやソフトドリンクはもちろん、
果汁100%のジュースでも同じです。
でも、全く飲ませないわけにはいかないときも出てきますので、
一応、「飲ませても大丈夫な時期」というのを知っておくといいです。
子供にジュースは何歳から飲ませてもいいの?
米国小児科学会によると
生後6ヶ月までの乳児には、母乳または乳幼児用ミルク以外を与えるべきではないと述べている。生後1年までは、果汁から得られる栄養学的な利点はないという。
とされていて、
1歳までは、無理して果汁を与える必要は全くありません。
子供にジュースはあげない方がいい?
基本的にあえて親からあげなくていいと私は思います。
なぜなら、家で親があげてしまうと、ジュースは習慣になりやすく、量もふえがちです。
そして辞めるのも結構大変です(笑)
ジュースを飲み過ぎることによるデメリットも大きいですので、その理由や我が家の体験談についてはあとでお伝えしていきますね。
まずは、子供が飲むジュースの適量についておさえていきますね。
子供にジュースはどのくらい飲ませても大丈夫?
月齢や年齢によっても飲ませてよい量はかわってきます。
先ほどの、
果汁100%ジュースにリスク、米小児科学会が警告
によると、
4~6歳の子供だと、1日当たり、180ml
7~18歳までは、1日当たり240ml
この程度に抑えるべきだとされています。
また、この量は毎日の摂取量の「上限」であり、
「摂るべき量ではない」とされています。
この数値を見ると、「案外少ないんだな!!」って思いますよね(゚Д゚)。
ジュースって甘くて飲みやすいので、ペットボトル一本分くらい軽く飲めてしまいますし、
子供でも1日かけて・・とかなら、そのくらい簡単に飲めてしまいます。
(一度にそのくらい飲んでしまう子も見た事あります・・)
でも、ジュースって飲み過ぎの弊害の方がはるかに多いんですね(>_<)
次に子供がジュースを飲み過ぎるデメリットについてお伝えしていきます。
子供がジュースを飲み過ぎるのはよくない?
ジュースって口当たりがいいので、つい量を飲んでしまいがちです。
ですが、ジュースは糖分過剰のものがほとんどです。
これは、ソフトドリンクとか「果汁入り飲料」はもちろんですが、一般的にヘルシーなイメージの果汁100%のジュースでも同じです。
まず、「果汁入り飲料」の場合の例ですが、
「クー」だと、500mlのペットボトルで、52.64gの糖分が入っています。
「バヤリース」だと、500mlで、47.3gです。
果汁100%のジュースですと、
トロピカーナ ペットボトル1本分(330ml)あたり、39g
ウェルチ オレンジ100だと、ペットボトル1本(800g)あたり、96.8g
という感じで、恐ろしいくらいの糖分が入っています。
参考サイト
【保存版】ジュース糖質ランキング ~ 糖質・カロリーをジャンル毎にチェック
子供用のジュースでも同じです。
アンパンマンジュースの場合
(正式には「明治 それいけ!アンパンマンのやさいとりんご 」)
1パック(125ml)あたり、糖質は13gで、
500mlペットボトルに換算すると、52gとなり、糖分はコカコーラと同じになります。
一日に必要な砂糖の摂取量は、
2歳だと5g
3~5歳だと10g
6歳だと15g
だそうですので、
子どもはどのくらいの量とればいいのでしょう? 幼児の食品の目安量より
こうやって比較してみると、明らかに糖分を取り過ぎてしまいます。
この、糖分取り過ぎの悪影響としては、こんなものがあります。
砂糖やブドウ糖入りのジュースの場合
・虫歯
・ビタミンB1欠乏症
・ペットボトル症候群
・脳や精神への影響
などで、
この中には、急性の症状で今すぐ対処が必要になるものも含まれています。
詳しくはこちらで説明しています。
赤ちゃんにイオン飲料を毎日あげるのは飲み過ぎ?死亡例も?飲ませ方で適切なのは?
野菜&果汁100%のジュースの場合
野菜や果汁100%で砂糖などが含まれていないジュースの場合は、主な糖分は「果糖」になります。
果糖は、血糖値を上昇させないので、これまで「体にいい」と言われてきたのですが、最近になり、様々な体へのリスクがあることが分かってきています。
・虫歯
虫歯になりやすい糖分としては「砂糖」「ブドウ糖」が有名ですが、「果糖」も虫歯になりやすいです。
・肥満や生活習慣病の恐れ
ブドウ糖は、血糖値を上げ下げする問題があるものの、脳の満腹中枢に働きかけて食べ過ぎを防ぐという面もあります。
しかし、果糖は食欲を抑制するしくみがないので、つい取り過ぎてしまいやすいです。
特に、ジュースや高果糖シロップ(果糖が含まれた甘味料)が含まれている飲料のような、果糖を直接そして多く摂取する場合、肥満、糖や脂質の代謝異常、高血圧やメタボの症状になりやすいことが指摘されています。
こうした悪影響があるため、もし果物から栄養を摂りたい場合は、ジュースではなく果物をそのまま食べた方が、食物繊維や他の栄養素もあるので、果糖の吸収が緩和されるのでおすすめです。
子供にジュースは飲ませない方がいい?
私の話になるのですが、お恥ずかしい話、「野菜ジュースなら栄養もあるし、朝食のときに飲ませておいた方が体にはいいだろう」と思っていて、
糖分がこんなに含まれていること、糖分過剰摂取によるデメリットがこんなに大きいことを知らずに、
次男に毎朝野菜ジュースを飲ませていたのですね。
で、毎日野菜ジュースを飲むようになると、ジュースの甘い味を覚えてしまって、
お茶やお水を飲まなくなってしまうんですよ。
「お茶イヤ!ジュースがいい!」と言って、子供の欲しいままにさせておくと、水代わりにひんぱんに欲しがるし、一度に何杯も欲しがるし、
同時に、ジュースをたくさん飲むからお腹いっぱいになるんでしょうか、ご飯をあまり食べなくなってきて、慌てて生活習慣を直し、ジュースは特別な時以外出さないようにした経験があります。
ジュースの味を覚えると、子供はどんどん欲しくなります。
基本は飲ませない習慣を作っておいた方が親としては楽です。
親側は、朝の一杯だけあげよう・・と思っていても、冷蔵庫にジュースがあるのを見つけると、子供は欲しい欲しいとダダをこねるので、ついつい忙しいときなど親が折れてしまったりしがちで、悪い習慣がつきやすいなと思いました。
全く飲ませないわけではなくって、家にジュース類は置いていないけど、お友達の家にお呼ばれされたときや、お出かけのときなどに、特別なときは量を気にしながら飲む・・という感じがいいかなと思います。
子供にジュースはいつからどのくらいがいい?飲み過ぎはよくない?さいごに
ジュースって、乳幼児用も含めてたくさんの商品がありますし、周囲の大人が子供に飲ませている姿も見ていたりで、
「少しは飲ませた方がいいのかな?」と迷う場合もあるかもしれませんが、
基本は飲ませなくてよいものです。
むしろ習慣化することによる弊害の方がはるかに大きいので、その点についてはぜひ知っておいて下さいね。