普段使っているポップアップテントでキャンプや宿泊ってできる?
手持ちのポップアップテントでキャンプができると便利ですよね。
ポップアップテントで泊まれるかどうかは機能にもより、ものによっては注意が必要です。
ファミキャン大好きな筆者が、テントとの違い、宿泊できるポップアップテントの選び方、
手持ちのポップアップテントが使えるかどうか?について、初心者にも分かりやすく解説していきます♪
関連記事 ポップアップテントについての役立つ記事をまとめています↓
ポップアップテントはキャンプで泊まれる?
結論から言うと、
ポップアップテントは「宿泊することを想定して作られたもの」なら、勿論泊まれます。
けれども、
「日よけ目的(レジャー使用目的)」で作られたポップアップテントなら、泊まれるかどうかは、機能性、耐久性によって変わってきます。
ポップアップテントとは?
そもそも、ポップアップテントって何?
一般的なテントは、
・骨組み(ポール)と布がある。
・ポールを布に差し込んで組み立てていく・・という感じです。
一方で、ポップアップテントは最初から柔軟性のあるワイヤーがテントの中に入っていて、折りたたんで収納できます。
そして、袋から出してポンと置けば、テントが立つ・・という便利なものなんです。
↑こんな感じで・・・使うときは、収納ケースからそのまま取り出して広げるだけなので簡単。
筆者みたいな子持ち主婦だと、公園に持っていってもすぐに使えるのでとても助かります。
ポップアップテントをキャンプで使えると便利だけど・・・
便利~♪
じゃあ、これキャンプでのお泊まりに使えると便利ですよね~♪
ですよね・・!
ただこのポップアップテント、便利な反面、フレームをたたまないといけないので、「フレームが柔らかい=風でしなりやすい」というデメリットもあるんですね・・。
使いやすくて便利な反面、耐久性が弱くなりがち・・・。
なので、あくまで「レジャー目的=日よけ目的」で作られているものが多く、宿泊まで想定されてない商品も多いです。
ですので、ポップアップテントをキャンプ泊で使いたい場合、
- 手持ちのポップアップテントを使いたいなら、機能性や耐水性などをチェック
- 手持ちのものが難しい場合は、宿泊用のポップアップテントを検討する
・・というのが大事です。
宿泊するスペックが足りないのに、誤って使ってしまって思わぬ事故になってしまうと良くないので、しっかりチェックしてみてくださいね~。
新しく買う場合、
宿泊用ポップアップテントがいいのか、
普通のテントがいいのか、
どっちを選べばいいのか分からなくて・・・
普通のテントとの違いや、選ぶポイントについてもお伝えしていきますね~。
ポップアップテントで宿泊できる?機能性を確認!
宿泊用として使えるかどうかは、
・雨対策
・風対策
・換気・結露対策
・気温対策
・・・が、手持ちのポップアップテントでカバーできそうかどうか、がポイントです。
ちなみに・・・筆者が庭キャンプ泊で使っていたポップアップテントはこちら↓
↑villamestaのポップアップテント。毎年大人気で完売することも多いです。
こちらはレジャー用で、宿泊を想定したテントではありません。
・・・が、雨風に比較的強く、通気性もしっかり確保された、機能性が高いレジャー用ポップアップテントで、コロナで制限があったときによく使ってました(#^.^#)
(天候に問題がなければ)軽いお泊りもできて、公園やデイキャンプでのレジャーでもガンガン使えるし、使える範囲が広くてとても便利でした♪
・・とはいえ、通常のキャンプ用テントと比べると、やっぱり頼りなさはあります。
使うかどうかは、「いつ、どこで使うか」「どういう気象条件で使うか」、よく吟味して自己責任のもと、ご判断ください。
このことも後で詳しく説明していきますね。
ポップアップテントで宿泊できる? 1雨対策
ポップアップテントの対水圧の数値が「1500㎜程度」あれば安心です♪
テントの耐水圧とは?
「耐水圧」とは?
テントに浸みこもうとする水の力を抑えようとする性能値のことです。
耐水圧の目安として500mmで小雨、1,000mmで普通の雨、1,500mmで強い雨に耐えられるとされています。
なので、ポップアップテントも1,500mm程度のものを選んでおくと、大抵の雨には対応できます。
ただ、現実的にはレジャー向けポップアップテントの耐水圧は良くても1000mm程度のものが多いです(^^;)
ですので、
こういう場合、手持ちのタープ(ヘキサタープ、レクサタープ等)を使って、タープの中にポップアップテントを入れるカンガルースタイルがおすすめ。耐水性や温度変化に対応することができます。
(こんな感じ↓)
もう一つは、お天気を事前に確認しておき、晴れのときに使うようにします。
耐水圧が明記されていないポップアップテントは、廉価品に多く、耐水性が低い可能性が高いので宿泊用にはしないでくださいね・・・
ポップアップテントで宿泊できる? ポイントその2 風対策
ポップアップテントはフレームがたためるため、どうしてもフレームがしなりやすいです。
一般的なテントより風の影響を受けやすい・・という問題があります。
そのため、レジャー用のポップアップテントを使いたい場合は、海辺や高地など、風の影響を受けやすい地域での使用は基本、避けておいた方が安心です。
また、当日の風の状況も調べておき、風速が速い場合は、キャンプをやめる・・といった柔軟な計画も必要です。
さらにポップアップテント自体も軽いため、ポンと置くだけでは風で吹き飛ばされる恐れがあります。
ペグダウンができるかどうか確認しておくことも大事です。
・・・こんな感じで・・
レジャー用のポップアップテントは、雨や風に弱め・・・という弱点がありますね・・
筆者も「庭キャンプ」のような、安全が確保された場所で使うか、
キャンプ場で使う場合は、メインのテントがあって、サブ的にポップアップテントを使う・・という使い方が多いです。
何かあれば撤収できるようにしておくこと大事です・・・
ポップアップテントで宿泊できる? ポイントその3 換気・結露対策
自然環境では、一日の寒暖の差が激しいです。
ですので、最低限、フルクローズできるポップアップテントは欲しいところ。
夜間就寝時はフルクローズにして、外気の寒さから身を守ります。
安全面、治安面でもフルクローズは必須!
テントをフルクローズにすると、季節によっては密閉状態になって、蒸し風呂みたいになったり、外気とテント内の気温差で結露が発生したり・・という問題が出てきます。
そのため、ポップアップテントにベンチレーション(喚起口)があったり、両面メッシュにすることができるなど、換気がきちんととれるものを使うことが大事です。
正直、レジャー用ポップアップテントでベンチレーションがあるものは少ないですね・・・
この点、筆者があげたvillamestaのポップアップテントは、上部にベンチレーションがついていて換気ができるし、前後フルオープン&メッシュにもできるので、使い勝手は良かったです♪
こんな感じです↓
ポップアップテントで宿泊できる? 4 気温対策
これは、普通のテントでも大事なことですが、泊まる予定のキャンプ場の気温は必ず調べておきます。
日中の温度と夜間の温度、両方調べてね。
レジャー用のポップアップテントを使うなら、原則暖かく穏やかな季節に使います。急激な気温低下には対応できません。
ここまでが、チェック項目&対策でした。
ここまで見てきたけど・・手持ちのポップアップテントだと宿泊するのにスペックが足りなさそうで不安・・
そういう場合、過ごしやすい環境を選ぶと案外しのげたりすることも・・・
例えばなんですが・・
- タープを使ってカンガルースタイルで宿泊する
- オートキャンプ場を選んで、急な天候変化など、いざというときは車中泊できるようにする
- コテージ付きのサイトにする。天候の急変時には撤収し、コテージに入る
- 天候が急変しにくい低地&自宅から近いキャンプ場にして、いざというときは自宅へ帰れるよう柔軟に対応
こういった備えである程度は、対応できたりもします・・・
が、自然相手ですので決してムリはしないようにしてくださいね。
ポップアップテントの風雨対策、気温対策についてはこちらでも詳しく書いています↓
ポップアップテントで宿泊用のおすすめは?
やっぱりレジャー用のポップアップテントは心配・・・
宿泊用ポップアップテントってあるの?
もちろん!人気があるおすすめは以下の通り♪
泊まれるポップアップテント1 ケシュア「2 SECONDS XL FRESH & BLACK」
ケシュアとはフランスのアウトドア・スポーツ用品メーカー「デカトロン」のオリジナルブランドです。品質が良くリーズナブルな商品が多く、宿泊できるポップアップテントが有名です。
50km/hの風でも耐えられる設計になっていて、1時間当たり200mm/平方メートルの雨にも耐えられます。
ダブルウォール構造でインナーテントを取り外すとシェルターとしても使えます。
泊まれるポップアップテント2 ayamaya ポップアップテント
アヤマヤのポップアップテントは、アメリカのブランドです。
なんと大人が6人まで寝られ、広めの前室まであります。
重さは4.7gとそこそこありますが、サイズが大きいため仕方がないかなと。
このテントもダブルウォールなので、インナーは外せばシェルターとしても活躍します。
良さそう~~。
こういうのがあれば、レジャー用にも宿泊用にも使えて便利では?
う・・う~~ん・・・
レジャー用として使うには、重くて幅があるんですね・・ww
耐久性や居住性の良さを重視しているので仕方ないのですが・・
あと、日中過ごすだけ・・というのなら、「通気性」は「レジャー用ポップアップテント」の方が上です・・・
宿泊用ポップアップテントは、レジャー用ポップアップテントと比べて、
- 重くてかさばる
- 通気性が悪い
- 大きい分、たたむときにコツが必要
というデメリットもあるので、宿泊だけでなく、デイキャンプや日帰りのお出かけ用にも使いたい場合は、必ず大きさや扱い方の確認は必要です・・・
ポップアップテントとテントの違いは?
次にポップアップテントとテントの違いについて。
どれを買えばいいかについてもポイントをお伝えします♪
ポップアップテントは、
・設置が簡単
・一方でフレームがしなりやすいため、一般的なテントより風の影響でテントが崩れやすい
・・・という特徴がありましたよね。
一方で、「一般的なテント(ポール式テント)」の場合、
骨組み(ポール)と布に分かれていて、ポールを差し込んでテントを組み立てていくので、テントの強度や安全性があります。
一見、設営が難しそうな感じですが、小型のものだと設営や撤収にかかる時間が20分くらい。
筆者はアウトドアやスポーツは元々ニガテなタイプでしたが(^^; 1~2回練習すれば慣れてできるようになりました♪
(ただし、こちらはツーリングでも使える2~3人用のもの。大きいサイズとなると時間はかかります。)
・急な天気の急変
・春夏秋冬、季節による寒暖の差、
・お昼と夜との温度差
こういった環境変化に対応できる機能性の高さが特徴です。
例えば・・これ↓は、コールマンの「ツーリングドームLX」というテントです。
2~3人用の小型テントで持ち運びしやすく、宿泊もできる機能性の高い本格テントです。
ポップアップテントは、一枚の布のテントですが、
こちらのテントは、「インナーテント+フライシート」という2重構造になっています。
このフライシートの耐水性が高く、急に雨が降っても耐えられる構造になってるんですね。
一方でこちら・・・昔コーナンで買った激安1980円のポップアップテントです(^^;)
上のテントと違い、一枚のペラペラの生地です。
広げたまましまい忘れてしまい、雨に打たれた可哀想な姿↓なんですが(^^;)、中を見て貰うと下の座るシートの部分がベチャベチャになってます(泣)。
意外と上部のテント部分から雨が侵入する・・ということはなかったんですが、下のシート部分がビシャビシャ・・・もしこれで寝ていたら悲劇です(泣)。
もし雨が降らなかったとしても、寒暖差が激しい場合、やはり結露でシュラフや荷物が濡れてしまう場合があります。
あとは、一番の違いは通風性だと思います。
通常のテントはまず「ベンチレーション」といって、通風や換気ができるようになっていて、
就寝時、テントを締め切っていても蒸し風呂状態を防げるようになっているんですけど↓
ポップアップテントは締め切ってしまうと密閉状態になってしまうものも多いです。
泊まるなら、テントかポップアップテントどちらがいい?
宿泊目的で買うなら、はっきりした目的がなければ一般的なテント(ポール式テント)をおすすめします。
種類が多いので、好みのものを選びやすい。
耐久性、安全性が高い・・が理由です。
宿泊用ポップアップテントは買わない方がいい?
そんなことないですよ~。
「設営や撤収の時間を短くしたい!」という場合なら、宿泊用ポップアップテントおすすめです。
子どもが小さいのであまり目を離せないとか、登山で体力をあまり使いたくないとか・・
「設営の時間を短くしたい」という目的があるなら便利です♪
ポップアップテントでキャンプに泊まるなら?宿泊できるのは?テントとの違いは?
ポップアップテントはとても使いやすいですが、
- 宿泊をしたいのか
- レジャーなど日帰りで使うのか
- ポップアップテント以外のテントの方がいいのか
使用目的によっても変わってきます。
レジャー用ポップアップテントでお泊りをしたいときも、手持ちのテントがちゃんとスペックを満たしているか、よくよく確認してみてくださいね。
必要があれば、宿泊できるスペックのテントを用意することも大事です。参考になれば幸いです。
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