お弁当の作り置きで冷凍してそのまま自然解凍は危険?食中毒予防するには?

お弁当の作り置きで冷凍してそのまま自然解凍は危険?食中毒予防するには?

【看護士さんに聞いてみた!!】

お弁当のおかずを凍らせて、それをそのままお弁当箱に詰めて自然解凍するやり方って、大丈夫なんでしょうか?

衛生的な問題や危険性って気になりませんか?

このことについて、知り合いの看護士さんから直接お話を聞くことができましたので、

その内容をシェアします。お弁当を作る予定の方は、ぜひご覧くださいね。

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お弁当の作り置きで冷凍してそのまま自然解凍するときに気になることは?

インターネットや雑誌などで、お弁当のおかずを作って冷凍して、冷凍したままお弁当箱に詰めておき、そのまま自然解凍させて食べればいい、というやり方や、レシピがたくさん紹介されています。

市販の冷凍食品の商品のなかで、凍ったままお弁当に詰めて、そのまま自然解凍OKというものがあるんですが、

そうではなくって、家庭で手作りしたおかずを冷凍し、それを凍ったままお弁当に詰める・・という方法です。

言われているメリットとして、

・事前に作り置きして、そのまま入れるだけなので、温め直す手間がいらない
・持ち歩いている間に自然解凍できて、お昼頃にはちょうど食べ頃になる
・冷凍したものをお弁当に入れるから保冷材代わりになって便利

というのががあります。

現代人はとにかく忙しいですからね(>_<)。前日に作ったものをそのまま入れられるなら、当日の朝の負担も少なくなるし、時短にもなるので、助かりますよね

けれども・・・

・本当に解凍や温め直しをせずに入れちゃって大丈夫なの?
・衛生面や食中毒の問題はない?

この辺りって気になりません?

けっこう、いろんなところで堂々と「手作りおかずを凍らせて持って行きましょう♪」と書かれているので

私は、以前からずーーーっと気になっていて、最近、看護士さんとお話する機会があり、そのときに「冷凍したまま自然解凍するお弁当のおかずは大丈夫なのか問題」についても聞いてみましたので、

聞いてきた内容についてシェアします♪

食中毒を予防するためにもお弁当の衛生管理って大事です。

せっかく愛情と手間暇かけて作った手作りお弁当を美味しく食べるためにも、お弁当作りを普段されていたり、される予定の方はぜひぜひ参考にしてみてください!

お弁当の自然解凍は危険?それとも大丈夫?

結論ですが、

お弁当の手作りおかずを冷凍して、それを凍ったまま入れて自然解凍したものを食べるのは、危険なので避けて欲しいとのことでした。

理由については、

① 自然解凍でゆっくり溶けるときに、食中毒の菌が発生しやすい
(温度上昇による細菌の増加)
② 自然解凍されるときに、食品の水分が出てしまうので、細菌が増殖しやすい環境を作ってしまう
(水分や湿気による細菌の増加)

の二つがあります。

では、この2つを分かりやすく説明していきますね。

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お弁当の自然解凍が危険な理由① 温度上昇による細菌の増加とは?

菌が増えやすい温度は10度~65度です。
増えるための最適な温度は20度~40度
35度前後が最もよく増殖します。

凍ったおかずも冷凍庫から出し室温や屋外に置かれると、すぐに溶けてしまい、冷たい状態から「生ぬるい状態」へ変化します。

この「生ぬるい状態」にさらされる時間が多いほど、細菌が増加していきます。

冬場以外などの気温の高いときは心配ですし、冬場でも空調が効いていて温かい場所で過ごす場合でしたら同じです。

私は一度、市販の冷凍食品で、自然解凍OKのミニカップに入ったほうれん草のおひたしをキッチンテーブルに置きっ放しにしておいたことがあるのですが(←出したことを忘れていて(^_^;) 5月のやや暑いときです)、

20分も立てば、すっかり解凍できていて、食べられる状態になっていました。

20分後に食べたときは、ほんのちょっと冷たいかな・・でも、冷たすぎることなく問題なく食べられる・・くらいの感じでしたので、
(冷蔵庫から出したくらいの冷たさに感じました)

ここから、どんどん生ぬるくなっていくでしょうから、

6時くらいに作り、12時に食べるとしたら、5~6時間は危険な状態にさらされるわけですよ(゚Д゚)

私の経験から、食品の「生ぬるい状態」というのが長時間続くと考えられ、とても危険だなと感じました。

お弁当の自然解凍が危険な理由② 水分や湿気による菌の増加について

お弁当作りをされる方なら、「食品の水分はよく切ってからお弁当箱に詰めましょう!」
というのは、よくご存じだと思います。

菌は、水分が多いと増殖しやすいからなんですね。
菌は、水にとけている栄養分を分解して摂取するため、水分が多いと、菌が増殖しやすい環境を与えてしまいます。

冷凍したおかずが自然解凍されるとき、水分が出てベチャベチャになったりしますので、これもとても危険な状態です。

特に冷凍おかずに仕切りをせず、直接他のおかずが触れている状態だと良くないです。

菌に、高栄養+水分という、増殖するための好条件を与えてしまいます(>_<)

お弁当の自然解凍が危険な理由③ ① と②の相互作用

菌が増えるための良い環境というのが、

・高栄養
・水分
・10度~65度の温度

という、この3つなんですね。

お弁当は、もちろん高栄養ですので、

冷凍おかずを自然解凍させることで、「水分」と「菌にとっての適温」を作り出すことになり、

3つの条件すべて満たすことになってしまい、お弁当がとても危険な状態になってしまいます(>_<)

ですので、手作りおかずを凍ったまま入れることは避けて、
必ず、当日の朝に再加熱プラス冷ましてからお弁当箱に詰める!

というやり方にしてくださいね!

お弁当で自然解凍が大丈夫なものは?市販の冷凍お弁当おかずはOK

市販されている「自然解凍OKの冷凍おかず」は大丈夫です。

工場で、厳格な基準で作られたものでして、厳しい衛生環境のもとで作り、
瞬間冷凍して、生ぬるい温度が続いても、大丈夫なように作られています。
(温度管理の実験なども経て作られているそうです)

試験時の温度設定、および試験時間
35℃定温に設定した保存装置を使用し、9 時間保存後(※)に細菌試験ならびに官能試験を実施する。(※)保存条件の根拠について
夏季の過酷な条件を考慮し保存温度は 35℃と設定した。保存時間については、利用
の実態として一般的な喫食時間は 6 時間あまりであるが、時間的余裕を十分に考慮
して保存時間を 9 時間と設定した。

/一般家庭向け弁当用自然解凍調理冷凍食品等の製造・販売に係わる取扱要領

こちらの資料によれば、35度で9時間放置しても合格、という基準だそうです。冷凍食品技術恐るべし!

家庭では、そこまで衛生管理を徹底して作ることは不可能ですので、必ずお伝えした手順をふんで、お弁当箱に詰めてくださいね。

また、余談かもですが、市販のお弁当用の冷凍おかずが、すべて自然解凍OKではありませんよ!
レンジなどで再加熱が必要な商品がありますので、パッケージをよく確認して、加熱をするかどうか判断してくださいね。
(私がよく間違えやすいので、同じような人がいるかもしれないと念のために書いています(^_^;))

お弁当の自然解凍 フルーツやデザートの冷凍もよくない?

フルーツが、他のおかずに触れている、とか

ひとつのお弁当箱の中に、他のおかずと一緒に冷凍フルーツが入っているという状態はやめてくださいね。

理由は上と同じ理由です。

ただし、別容器にして、
その容器に冷凍フルーツをたっぷり詰めるなどして、
お昼の食べる時間に、まだ冷たい、冷え冷えの状態が維持できているという場合ならOKです。

夏場など、別容器にしても生ぬるくなることが予想されるときはやめてくださいね。

衛生面でおすすめなのは、ミニカップなどに個包装されているミニゼリー。

これをそのまま冷凍して、たくさん詰めて別容器やジップロックに入れておきます。
解凍されても、外の水分が中のゼリーに付くということもないので、衛生的です。

お弁当のおかずを自然解凍せずに食中毒を予防するためのやり方は?

冷凍したおかずをお弁当に使いたい場合は、
先にもお伝えしましたが、

・必ず再加熱!
・必ず、冷ましてからお弁当に詰める!

を徹底してくださいね。

冷凍おかずの再加熱のポイントや、食中毒予防は長くなりますので、次の記事でお伝えしていきます!

お弁当の作り置きで冷凍してそのまま自然解凍は危険?食中毒予防するには?さいごに

作り置きした冷凍おかずをそのままお弁当に詰める・・というやり方だと、ホントにラクで助かるのですが、

衛生面では実はリスクの高いやり方ですので、残念ですがおすすめできません
この記事をご覧になった方は、避けるようにしてくださいね(>_<)

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