春に買ったアウター、せっかくだから秋にも着たい!
特にジャケットとか薄めコートだと、着る時期はほんの一瞬ですので、春にも秋にも着回しができると助かりますよね。
そこで、春と秋のアウターを兼用しても大丈夫なのか、
春と秋のアウターの違いってあるのか?
着回しするなら、どんなものを選べばいいのか?
こういったことについてお伝えしていきたいと思います。
春と秋のアウターは同じでいい?
春用、または秋用のアウターは着る期間も限られているのに、それなりにお値段が張るので、
どちらの季節にも着回せるとありがたいですよね(´д`)
私は、ついついデザインや色味に惹かれて衝動買いすることがあって・・最近では春に、ナチュラルで軽いイメージの麻のジャケットを買ってしまいました・・・(^_^;)
けれど、着られる期間ってほんの一瞬・・・秋だと季節感が全く合わず、泣く泣くタンスの肥やしに・・(ToT)となってしまいました・・。
また、アウターが少ない数で済ませられた方が、クローゼットがパンパンにならずに済むし、整理整頓もしやすくって助かります。
ですが、春用のアウターと、秋用のアウターでは、その季節の違いによって、
つくりや特徴が少しずつ違ってきます。
いかにも「春用のアウターです!」ってものを選んでしまっていると、秋には着にくかったりしますし、その逆もあります。
ですので、「春でも秋でも使えるアウターの特徴」をしっかり理解して、その中からアウターを選ぶといいですよ。
せっかく高いお金を出して買うアウターですので、長く着られた方がいいです。
最後に流行に左右されない定番アウターで、着回ししやすく便利なものもあげておきます。
春と秋のアウターを同じにしたい場合の選ぶポイント1 素材感
まず、春と秋ではアウターの素材感が違っていることも多いです。
あとで詳しく説明しますが、
春のアウターだと
・逆に防風、防塵効果が高い
ものが多いです。
具体的な素材としては、ナイロン、コットン、リネン、レーヨンなどがよく使われます。
一方で、秋のアウターだと
・見た目にもあたたかい印象を与える素材、起毛など
こういったものを使っていたりします。
具体例としては、スエード、ベロア、ウール、カシミアなどです。
ですので、春と秋でアウターを兼用したい場合、どちらにも偏らない中立的な素材感のものがおすすめです。
春と秋のアウターを同じにしたい場合のおすすめ素材は?
春と秋とでアウターを兼用したい場合は、
・ポリエステル
・ポリエステル混紡
・ナイロン
などの素材から選ぶと、使い回ししやすいです。
これらは、真冬や真夏を除けば、オールシーズン使いやすい素材です。
このうち、コットンは薄くてペラッペラのものだと(春物のスプリングコートやアウターに多い)、秋だと肌寒く感じますので、コットンギャバジン(目の詰まったアウターに使われる厚めのコットン)など、厚めのものを選ぶと使いやすいです。
ナイロンも薄い素材だと、秋には物足りないですので、秋ものの中から選ぶというのもおすすめです。
秋と春のアウターの兼用を考えているのでしたら、基本的には秋物から選ぶというのがおすすめです。詳しい理由はこちらで説明しています。
トレンチコートは春と秋で兼用できる?秋物を春用にしていい?時期は?

春と秋のアウターを同じにしたい場合の選ぶポイント2 色
こちらも後で詳しくお伝えしますが、
・秋は暗め、重めの色
が多いです。
ですので、アウターを兼用したい場合は、
定番色(ベーシックカラー)で、暗すぎない色
がおすすめです。
具体的なものとしては、
ベージュ、アイボリー、ネイビー、グレー、暗すぎないブラウン(キャメルなど)
あたりがおすすめです。
黒やダークグレーなども選んでしまいがちですが、もちろんそれでもいいのですが・・・・
あまり色が重すぎると、春に着る場合、中に着るインナーなどで工夫しないと春っぽく見えない、重すぎる・・ということにもなりがちです。
特にアウターは面積が大きいですので、重い感じになったり、秋冬感が出たりしやすいです。
(ただ、黒やダークカラーも悪くはないです)
あとは、重すぎない色味のアースカラーもおすすめです。カーキやオリーブなどです。
春に着るときに、「アウターの色味がちょっと重いかな・・」と思うときは、インナーや小物を明るい色で合わせることで印象が変わります。
大人女子におすすめの色は、「白、アイボリー、ライトベージュ」あたりです。
カラーは抑えつつ明度を上げることで、清潔感のある上品な明るさがでます。
春と秋のアウターの違いは?
兼用を考えるときに、秋と春のアウターの違いを抑えておくと、失敗して買うことを防げますよ。
春と秋のアウターの違い1 素材感
例えば、春と秋だと同じトップコート(合いの季節に着る軽い感じのコート。スプリングコートもこれに含まれます)でも、春と秋では素材感がまるで違ったりします。
春の場合ですと、風が強かったりほこりが立ちやすかったりするため、防風、防塵(ぼうじん)性が高い素材が好まれます。
また、だんだんとあたたかくなってくる季節ですので、通気性がよい生地も好まれます。
例えば、ナイロン、ポリエステル、コットン、リネンなどです。
一方で、秋だと、だんだんと寒くなってくる季節ですので、保温性が高い素材、見た目にもあたたかな感じの素材が好まれます。
例としては、ウール、スエード、ベロアがあります。
ですので、春にウールの重ための素材のアウターを着ていると、「あれ、ちょっと重い?」って見た目になりますし、
逆に、秋にペラッペラの軽いナイロン素材のアウターを羽織ってると、「ちょっと寒々しい?」という印象を与えてしまいます。
ですので、春と秋のアウターを同じもので着回したい場合は、素材がどちらかの季節向けになっているものは使いづらいので、選ぶのを避けるようにすると使いやすいです。
春と秋のアウターの違い2 色
春だと、日照が長く、太陽高度が高いこともあり、日差しが強く明るいです。
環境的にも、植物やお花がいっせいに咲き始める季節ですので、
服も、明るい色、カラフルな色の方が映えます。
インナーだと、パステルカラーやビビッドカラーなどがたくさん出る時期です。
アウターも、カラフルなものが出ますし、定番色だったとしても、例えば、ベージュでも秋より明るめのベージュだったり、白やアイボリーのスプリングコートが多く出回ったりします。
一方で、秋は日照時間も減りますし、落ち着いた色合いが好まれます。
定番色なら、ダークブラウン、チャコールグレー、ブラックなどがよく使われますし、
他には、暗めのアースカラー(カーキ、オリーブなど)も好まれます。
ですので、秋に、明るいビビッドカラーとか、可愛らしいパステルカラーを着てしまうと、
アウターは面積も大きいですし、「ちょっと違うwww」という違和感が出てしまいます。
こういったことから、色も春、秋の特徴どちらも拾わない中立的な色、
定番色(ベーシックカラー)の暗すぎない色味を選ぶと着回ししやすいです。
春と秋のアウターで定番レディースものなら?
春と秋、両方で着回しできて、使いやすい定番アウターについては、こちらで説明しています。
秋アウター定番レディースもので冬や春に着回しできるものや色のおすすめは?

春と秋に両方に使えるコートについて。選び方のポイントやおすすめなコートの種類は?
スプリングコート選び方レディース版!長く使える定番デザインと色は?

また、お手持ちのスプリングコート(春用コート)を秋に着て良いかどうか迷う場合はこちらもどうぞ。
スプリングコートを秋に着るのは変?薄手のコートならダメ?ベージュやネイビーなら?

アウターについて役立つ記事をまとめています。
アウター定番レディースもののおすすめや選び方や重ね着コーデについて!【まとめ】

春と秋のアウターは同じでいい?その違いは?定番でレディースならおすすめは?さいごに
春と秋のアウターを、何も考えずに買ってしまうと、「あれ??秋(春)に着ると合わない・・」となりがちです。(というか、私はなります(笑))
そして、似たようなデザインの新しいアウターを買ってしまい、次々にアウターが増えて、結局大して使っていない・・とか・・(>_<)
そうなると勿体ないですので、まずは春でも秋でも着回しができるアウターを買って、少しずつ納得いくものを増やしていく・・という方が浪費せずに済むのでおすすめです。
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