上棟式が無事終わったのは良かったけど、思いがけずいろいろな人からお祝いをいただいてしまい、お返しどうしよう・・と悩んだりしませんか。
両親やご親戚、ご近所の方などからお祝いをいただいたとき、いつまでにどんなお返しをしたらいいのか、相場などはあるのか?
こういった上棟式のお祝いのお返しについてお伝えしていきます。
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上棟祝いのお返しはいつまでに何が必要?
上棟式や棟上げという行事は、普通、そうそうするものではないので、分からないことや戸惑うことも多いですよね。
無事、建前が終わり、ホッとしたいところですが、思いがけずお祝いをいただいてしまったとき、お返しの必要があるのか?いつまでに何を返せばいいのか?分からなくて困ったりしませんか?
例えば、結婚式であれば友人からの御祝儀はだいたい3万円、親族となると5万円くらい・・・みたいに、相場が割と分かりやすいんですが、
上棟式の場合、お祝い金をいただくこともあれば、品物をいただくこともあり・・
そして、金額も本当にバラバラです・・・(^_^;)
私も、実際に棟上げをしたときにすごく悩んでしまいましたので、私の経験もふまえながら、
上棟式のお祝いのお返しについて分かるところをお伝えしていこうと思います。
上棟祝いのお返しで気をつけることは?
今回は上棟祝いのお返しについてですが、それに限らず上棟式に関することは、地域性やその家の風習による違いがとても大きいです。
ですので、きちんとされたい方は、まずはご両親や親族、お住まいになる地域の方などにご確認するようにしてくださいね。
その上で、お返しのやり方はどういうパターンがあるのか・・・とか・・。
また、
お住まいになる地域に特にはっきりした風習がない場合(新興住宅街などは、そういうことも多いです。我が家の場合もそうでした)もあります。それなら、お返しの仕方を決めるときに今回の記事が参考になるかと思います。
上棟式のお祝いのお返しの考え方の基本は?
上棟祝いのお返しの考え方の基本は、こんな感じになります。
・上棟式に出席していただいて直来(なおらい)をした場合、基本的にお返しは必要ありません。
・お祝いをいただいたけれど、直来に来られなかった方や、思いがけず高額のお祝いを頂いた方には別にお返しを用意します。
直来(なおらい)とは?
上棟が無事終わったあとに、
棟上げに関わってくれた人たちへの感謝を示すため、御祝儀や祝酒、ご馳走、餅投げなどをしてふるまうこと、です。
上棟祝いのお返しはいつまでがいい?
「いつまでに」お返しした方がいいかについては、下の3つくらいのパターンが一般的です。
それで、どのパターンがいいかは、これも地域によりバラッバラです(^_^;)
地域や家の風習に合わせるのがいいですので、まずはご両親やご親族の方、お住まいになる地元の人に確認をされてくださいね。
その上で・・・
例えば、地域や家族に確認してみたけど、特に決まり切った風習がない場合などは、
一般的に無難なパターンというのは、
思いがけず高額なお祝いを頂いた場合は、3を追加する・・・
というのがやりやすいかなと思います。
特に上棟式をする場合とか、上棟式はしないけど棟上げをしたときに両親や親族、友人などを招待して見てもらった場合、
何かふるまいを用意していることが多いかと思います。
上棟式の場合であれば、お昼のお食事と、帰り際にお土産を手渡しすることが一般的ですし、
式をせず棟上げだけを見てもらう場合も、飲み物やお土産を用意している場合などがあたります。
例えば、上棟式のお祝いに祝い酒をいただいた・・とか、
お菓子をいただいた・・・とか、
あまり高額でない品物をいただいた場合、棟上げで用意していたふるまいでお礼をしたものと見なします。(1のパターン)
ですが、思いがけずお祝い金を頂いたとか、
高額のお品をいただいた場合(1万円以上のものとか・・)、
お祝いはいただいたものの式には出席されなかった場合など・・
こういうときは後日にでもお礼を差し上げるようにするか(3のパターン)、
新居完成時にご招待しておもてなしをしてお礼をするか(2のパターン)します。
ただ、「新居完成時に招待しておもてなしをしてお返しをする」場合ですと、ご招待したときに新居祝いを持ってこられたりして、「またお返しどうしよう」と考える必要が出てきます(^_^;)
もちろん、こちらとしては、
「新居が完成したらぜひお越し下さいね。お祝いはすでにいただいておりますので、どうぞ手ぶらで起こしください」といった感じで「新居祝いは不要だよ」とお伝えしますが、
私の経験上、そうはいっても、招待される側はお土産や新居祝いを再び持参されることの方が多いです(^_^;)
(実際、私が招待される方になった場合、「いくら手ぶらと言われても何も持っていかないわけにはいかないしな~」と思いますし(^_^;)、同じように、いくら「何も持ってこなくてもいいから!」とはっきり言っていたとしても、持ってきて下さる義理堅い方もいらっしゃいますので(^_^;))
そういうのがややこしいな・・・という場合は、上棟祝いと新居祝いはそもそも別のお祝いですし
上棟祝いでいただいたものは、上棟祝いのお返しをきちんとしておく・・
新居祝いについては、ご招待するかしないかも含めてまた別のもの・・・としておく方がお互い分かりやすいとは思います。
上棟祝いのお返しの相場は?
このように、棟上げであらかじめ用意しておいた食事や手土産代よりも高価なものをいただいた場合などは、後日お礼を差し上げるとして・・
その相場なのですが。
一般的には、いただいたお品の金額の3分の1から半分くらいの額をお返しすることが多いです。
ちなみに、筆者の地域では半返しが慣習となっています。
お返しの時期はできるだけ早いほうがいいです。
招待していないけどもお祝いをいただいた場合についても、同じように3分の1から半返しを目安にお礼を送るようにします。
上棟祝いのお返しで両親なら?
上棟式や棟上げのときに、ご両親からお祝いをいただくことも多いかと思います。
基本は、これまでお伝えした考え方と同じで、
お酒やお菓子などの、それほど高額でないものでしたら、棟上げのふるまい(食事や手土産など)でお礼をしたものとしますし、
お祝い金などをいただいた場合は、後日お返しをします。
ただ、ご両親によっては、30万とか、場合によっては100万、数百万とか・・
高額のお祝いをされる場合もあります。
これは、家を新築するときは莫大なお金がかかるので、少しでも足しになれば、という気持ちでされていることが多いです。
また「お返しはいらないよ」と言われることも多かったりもします。
こういう場合、ご両親との関係で甘えさせていただいて、新しい家が建ったときにお披露目をし、食事でおもてなしをすることでお礼にかえてもいいですし、
あまり高額でもらうだけでは申し訳ない・・・という場合でしたら、1割を目安に、できる範囲でのお返しをしてもいいですし、
これ!といったやり方はなく、ご両親との関係性や、相談して決めてみるのでいいと思います。
上棟祝いのお返しで親戚なら?
基本は他の方と同じような考え方でいいです。
ご親族からはお祝い金をいただく場合も多いので、同じように、3分の1から半分くらいの額でお返しをします。
まれにご両親のときと同様に高額のお祝いをいただく場合もありますが、
どのくらいお礼をした方がいいかはケースバイケースですので、ご両親と相談して決めるといいです。
また、ご親戚の方であれば、遠方の方も多く、「新居に招いてお返しをする」(先ほどの2のパターンです)場合、新居に来るまでの交通費や時間の負担もかかる・・といったこともあり、上棟祝いをいただいたら、それはそれですぐにお返しをする方がいい・・というケースもあります。
この辺りは、ご両親と相談して決めるといいかと思います。
上棟祝いのお返しで近所の方なら?
棟上げの日に、思いがけずご近所の方々からお祝いをいただくこともあります。
その場合、祝酒やお菓子をいただくことが多いようです。
そのとき、もしお土産の予備などが用意できていれば、その場でお渡して、お礼とします。
が、用意できていないことも多いでしょうから、その場合は、後日でいいのでお土産代に相当するくらいの額のものを用意します。
菓子折やお酒、あるいはタオルなどの日用品が無難です。
上棟祝いのお返しで友人の場合は?
基本はこれまでと同じ考え方です。
お食事やお土産などの引き出物でよしとする場合もあれば、
祝いを送ってもらったり、当日にお返しを用意できなかった場合、
また、思いがけず高額なお祝いを頂いた場合などは、後日いただいた額の3分の1から半返しを目安に、折り菓子、タオルなどのお礼を送ります。カタログギフトなども人気です。
上棟祝いのお返しで施工会社(工務店やハウスメーカー)からの場合は?
自分の家を建てる時にお願いした工務店やハウスメーカーから上棟祝いのお酒などをいただいた場合、お返しは必要ありません。
担当営業の方などには、施主より上棟式のお食事やお土産、ご祝儀なども出しますので、それがお返しにあたると考えて問題ありません。
上棟祝いのお返しはいつまでに何が必要?両親なら?親戚や近所の方なら?さいごに
現在、上棟式は様々な形がありますので、上棟祝いについてもお祝いを頂く場合もあれば、ない場合もありますし、お祝い金の場合もあれば品物の場合もあり、額も様々です。
来ていただいた方に喜んでいただけるよう心配りができるといいですよね。
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