安全で使いやすいと評判のアルコール消毒液、ドーバーパストリーゼ!
おしゃれな容器だし、キッチンの除菌や掃除にも使えるらしいし、便利そう・・
これって赤ちゃんに使ったり、赤ちゃんの手の消毒に使って大丈夫なの?
その疑問に分かりやすく答えます♪
また「パストリーゼを赤ちゃんが舐めてしまった!どうしよう!?」って場合は、
最後の方で対処の仕方を書いていますので、こちらを先にご覧ください。
(目次の「パストリーゼを赤ちゃんが舐めたときの対応は?」から該当箇所にとびます)
パストリーゼは赤ちゃんに使っても大丈夫?
「ドーバーパストリーゼ」とは「ドーバー酒造」という酒造メーカーが製造、販売しているスプレータイプのアルコール消毒液です。
パストリーゼは赤ちゃんに使える?
で、結論からいきますと、安全性が高く安心感もありますので、赤ちゃんや小さなお子さんがいるお家ではかなり重宝しますし、基本的には手指消毒に使っても大丈夫です。
ただ、小さいお子さんがいるご家庭では、他のアルコール消毒剤と同じように、
・赤ちゃんや子供に触らせない 高い位置に置いておくなど、保管に気をつける
ということを気をつけてください。
また、赤ちゃんの手の消毒などに使いたい場合は、
・肌荒れ
の問題に気をつけながら使うといいですよ。
次の章では、ここを詳しく説明していきますね。
ドーバーパストリーゼとは?
こちらを読んでおられる方なら、ご存じの方も多いかもしれませんが、一応説明しておきます。
「ドーバーパストリーゼ」とは、アルコール消毒液なのですが、
公式サイトによると、他のアルコール消毒液と比べて、
高純度カテキン配合の抗菌持続性
酒造用の純水を使用した安全性
が、特長とされています。
キャッチコピーが「洋酒メーカーがパティシエのために作った安心、安全なアルコール除菌剤」でして、
使われている材料が食品由来のものばかりで安全性の高さがウリです。
酒造用の純水を使っていたり、酒造用アルコールを使っていて、そのアルコールもサトウキビ原料(遺伝子組み替えを行っていないもの)から出来ています。
そして、食品に直接スプレーすることもでき、
おもちやパン、果物、お刺身などの腐敗防止を目的に使うこともできます。
また、もう一つのウリが、高濃度のカテキンが配合されていて、他のアルコール製剤と比べて、抗菌持続性と抗ウイルス性に優れていて、除菌できる期間が長く続くことが特長です。
このカテキンも緑茶由来のものですので、安全性は高いです。
ですので、赤ちゃんやお子さんの身の周りのものの除菌、おもちゃの除菌などをするには優れていて、その点がおすすめかなと思います。
パストリーゼを赤ちゃんの手の消毒に使ってもいい?
では、この安全、安心感の高いパストリーゼですが、赤ちゃんの手の消毒に使うときは、
・アルコールは刺激が強いので、肌荒れの問題
を考えながら使うようにしてください。
この点について、詳しくはこれらの記事のなかでも書いてもいるのですが、
赤ちゃんの手の消毒でおすすめの方法は?アルコールは大丈夫?ノンアルコールでよいものは?
赤ちゃんに手ピカジェルは必要?いつから使う?なめたり誤飲時の対処法は!?
簡単にまとめると、
アレルギーの有無を確認してから使わないといけないので、初めて使う場合は、必ずパッチテストを行ってから使ってください。
やり方は、
腕の内側などに、ごく少量のアルコールをつけて、まずは30分様子を見ます。問題なければ、次に24時間後の様子を見ます。
赤みや腫れなどの問題がなければ大丈夫です。
という感じです。(当ブログの記事より)
また、肌荒れの問題ですが、
パストリーゼに限らず、アルコールが入ったものは刺激が強く、肌を乾燥させやすいですので、肌荒れを引き起こしやすいです。
私は医療従事者ですが、医療の場ではアルコール消毒は必須なので、私自身や周りの人もよく使いますが、やっぱり肌荒れをする人が多く、よく話題になります。(冬場とか特に)
なかには、「あまりにアルコール消毒をしすぎると肌のバリア機能が失われてしまうから、プライベートではアルコール消毒を控えるように」と皮膚科で言われた人もいますし(^_^;)
大人でもこのように肌荒れしやすいですし、ましてや赤ちゃんだと、肌のバリア機能が未熟で、乾燥しやすいので、ここは使い方に気をつけてあげるといいですよ。
まだ外出しないなど、多くのウイルスや菌に接触することがないなら、手洗いによる除菌などが基本です。
外出が多い、いろんなものを口に入れてなめる、動き回って手で触る・・など、菌やウイルスに触れる機会が多くなってくる月齢になれば、
・帰宅時
・食事前
といったポイントでパストリーゼを手指消毒に使うといいですよ。
詳しくはこちらの記事の
「赤ちゃんに手ピカジェルはいつから使える!?」というところから読むと
もっと具体的な使い方について書いています。
パストリーゼを赤ちゃんの手の消毒メインで使うかどうか?
あとは、パストリーゼを「赤ちゃんの手指消毒」のみで使う目的で買うのでしたら、
私見ですが、「手ピカジェル」の方が使いやすいかな~と思います。(こんなの↓)
「手ピカジェル」は、
・ジェル状なので、液だれしない。液漏れがないので管理しやすいし、携帯するなら便利
という特長があるので、
「手指消毒のみに使う!」という場合ならこちらがおすすめです。
逆に、「おもちゃの消毒とか、部屋の除菌、キッチン周りをキレイにしたり、掃除にも使いたい!」という感じで、いろいろな場面で使いたいならパストリーゼがおすすめです。
特にカテキン配合で抗菌・抗ウイルス効果が長く持続するので、キッチンや水回りの掃除に役立ちます♪
パストリーゼだと肌荒れが心配・・・
「除菌はしたいけど、赤ちゃんに肌荒れはさせたくない」
「刺激が強いのは使いたくない」と思った場合は、
アルコールフリーで除菌ができるものとして、「微酸性次亜塩素酸水」というものがあり、
我が家もかなり重宝して使っています。
触感や感覚的には、水と同じ感覚で使えますので、アルコールと比べると肌に優しく、管理もしやすくて安全性も高くおすすめです。
詳しくはこちらで説明しています。
パストリーゼはノロウイルスに使ってもいい?
ノロウイルスなどのウイルス性胃腸炎が流行るとヤッカイですよね・・(>_<)
パストリーゼは、「アルコール消毒液」でして、一般的には、「アルコール消毒液」はノロウイルスやロタウイルスなどの「ノンエンベロープウイルス」には効きづらいと言われています。
ノロウイルスなどの「ノンエンベロープウイルス」には、酸性度を高めた「酸性アルコール消毒液」の方が効果が高いとされています。
酸性アルコール消毒液なら
パストリーゼに似た感じの商品(容器がおしゃれだったり、安全性が高いなど)として、
「ジェームズマーティン」というものがあります。
ノロにも使えて便利な「酸性アルコール消毒液」なのですが、効果を高めているため、その分刺激が強いという特徴がありますので、アルコール消毒剤と使い分けをするといいですよ。
また、先ほどお伝えした、「微酸性次亜塩素酸水」は、エンベロープウイルスにも除菌作用があり、刺激も少ないので、個人的にはこちらもおすすめです(*^_^*)。
パストリーゼを赤ちゃんが舐めたときの対応は?
パストリーゼはアルコールが主成分ですので、赤ちゃんが舐めたり誤飲したときは適切な対応が大事です。
まず、アルコール消毒をしたあと、アルコールが乾いた状態のものや手をペロッとなめた程度なら問題になることは少ないです。
アルコールは揮発していますので、人体への影響はありません。
液体を1口以上飲んだときは、注意が必要です。
赤ちゃんは、アルコールを分解する能力が未熟ですので、急性アルコール中毒への注意が必要になります。
この点については、こちらの記事で具体的に詳しく解説していますので、気になる方はご覧ください。
赤ちゃんがアルコール消毒を舐めたら対処は?誤飲不明時や症状で要注意なのは?
パストリーゼは赤ちゃんに使える?手の消毒も大丈夫?舐めたときの対応は?
パストリーゼは、安全性も高く、抗菌効果も優れているので、かなり便利ですよ。
けれども、あくまで「アルコール消毒剤」ですので、取り扱いには気をつけるようにしてくださいね。赤ちゃんが好き勝手に触れないよう、管理には気をつけてください。
手の消毒については、ここまで書いたように、肌への影響や使う頻度を考えて使用するといいですよ。